いろいろなことを考察する

SIR モデルを計算できるスプレッドシート


私がネット上でしていることの まとめ は、こちらに。
https://sarkov28.hatenablog.com/entry/2022/03/29/160915
python による計算については、こちらに。
https://sarkov28.hatenablog.com/entry/2022/04/01/201503



を公開しています。
ブラウザ上で計算し、グラフを表示するので、ブラウザさえあればよく、Excel などの表計算ソフトをインストールする必要はありません。
「42万死亡推計」も再現できます。

見るだけなら何も要りません。
gmail のアカウントがあれば、

  • 基本再生産数、
  • 接触削減日、
  • 接触削減率、

などを変更することもできます。

使用しているのは四則演算と、スプレッドシートのセルに入れる "=A1+A2" のような計算式だけです。
python を使った、より精度がいいと思われる方法と計算結果を比較し、スプレッドシートでの計算結果が割と良い精度で西浦氏の計算を再現していることを確認しています。
この他に「(インストール不要で)SIR モデルを計算できるスクリプト」として、SIR モデルを python で計算するもの も公開しています。

私は、以前から西浦氏のグラフの問題を指摘しています。
特に、こちら https://twitter.com/sarkov28/status/1350101975753318405 の連ツイに書いた、私が個人的に「量産型」と名付けている一群のグラフの誤りは特に大きな問題です。

この誤りは「国民向けの説明グラフが誤っていただけの問題」ではありません。
したがって「間違ったグラフだけ修正すれば済む問題」ではありません。
はるかに深刻であり「社会に大きな影響を与えた「接触8割減」政策の論理的根拠が間違っていたという問題」です。(この論点は、(その4) で述べる予定ですが、既に (その1)「(2)細かな説明」タブの (2-3) で同型の問題を指摘しています。)

上の連ツイで「西浦氏は間違っている」と指摘したグラフの幾つかも、スプレッドシートで再現しているので、西浦氏が間違っているという私の主張を、スプレッドシート上でご確認頂けます。

公開しているスプレッドシートは以下です。
元のグラフが公開された日付の順に並べてあります。


目次


(使い方)パラメータなどの変更方法

スプレッドシートのパラメータなどの変更方法です。

グーグル スプレッドシートを自分の google drive にコピーすれば(=やり方は こちら、パラメータなどを改変し、そのパラメータでのグラフを表示させることもできます。


[2020-04-03 a] スプレッドシートを使った新型コロナ感染シミュレーション(その3)

スプレッドシートを使った新型コロナ感染シミュレーション(その3)です。

2020-04-03 の日経記事 「「欧米に近い外出制限を」 西浦博教授が感染者試算」のグラフと、そのスプレッドシートによる再現

2020-04-03 の日経記事 「「欧米に近い外出制限を」 西浦博教授が感染者試算」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57610560T00C20A4MM0000
で示されているグラフを再現します。
(これは、「「接触8割減」が必要だ」という旨を最初に報じた記事です。)

スプレッドシートはこちらです。
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1EvcTNXrnoGroP83Xu1HYPie8TywHXyNG3tglhJw9pPM/edit?usp=sharing

関連する python による再現計算はこちらです。
https://colab.research.google.com/drive/1WHYEG-BBzo_UfNw3D_9Nr4EaksXzTflf?usp=sharing


細かな説明はスプレッドシートに書いてありますが、概略をこちら
https://twitter.com/sarkov28/status/1650112137120067584
に書きました。

このグラフに特段の問題はないのですが、重要なグラフなので再現しました。

これはスプレッドシートでも確認できるように新規感染者数のグラフです。
そして「接触削減直後の急激な(垂直に見える)下落」があります。
この「垂直に見える下落」という特徴の有無は、西浦氏のグラフを見る時の重要なポイントになります。


[2020-04-11 a] スプレッドシートを使った新型コロナ感染シミュレーション(その1)

スプレッドシートを使った新型コロナ感染シミュレーション(その1)です。

2020-04-11 の日経記事 「「接触7割減」では収束まで長期化 北大教授が警鐘」のグラフと、そのスプレッドシートによる再現

2020-04-11 の日経記事 「「接触7割減」では収束まで長期化 北大教授が警鐘」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57961860R10C20A4CZ8000
で示されているグラフを再現します。

スプレッドシートはこちらです。
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1UvP5HTo7aTeFuEbFuwSwTKjkwVBLJKvNkMKfJzkKAsc/edit?usp=sharing

関連する python による再現計算はこちらです。
https://colab.research.google.com/drive/1Xd1RvUKjpYiVuiMgXrx9AJOiq-TdHqbX?usp=sharing

細かな説明はスプレッドシートに書いてありますが、概略をこちら
https://twitter.com/sarkov28/status/1629067979647488001
に書きました。

このグラフは、「修復不可能な間違いのあるグラフ」です。この点は、スプレッドシート「(2)細かな説明」タブの (2-3) に説明してあります。


[2020-04-15 a] スプレッドシートを使った新型コロナ感染シミュレーション(その2)

スプレッドシートを使った新型コロナ感染シミュレーション(その2)です。

Newsweek 2020-06-09 号「2020-06-11 「8割おじさん」の数理モデルとその根拠──西浦博・北大教授」のグラフと、そのスプレッドシートによる再現

2020-04-15 に発表された「42万死亡推計」を再現します。
また西浦氏が「42万死亡推計」を説明した Newsweek 記事
2020-06-11 「8割おじさん」の数理モデルとその根拠──西浦博・北大教授
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/06/8-39.php
に掲載のグラフを再現します。(雑誌では 2020-06-09 号)

スプレッドシートはこちらです。
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1hXyY-VP9ldLf0N8kg7MH-qPoml_1-pv5Buota7MZ0Pc/edit?usp=sharing

関連する python による再現計算はこちらです。
https://colab.research.google.com/drive/1Iz4Z5E5M66OjztYD43tQSb5x5YAsHw94?usp=sharing

細かな説明はスプレッドシートに書いてありますが、概略をこちら
https://twitter.com/sarkov28/status/1630471279429169152
に書きました。
このグラフには、(その1) に指摘したような「修正不可能な間違い」はありません。
しかしこのグラフに結びついている「42万死亡推計」には重大な問題があり、これは計算してはいけない計算であり、あのように発表してはいけなかったと考えています。この点についてはいずれ twitter @sarkov28 アカウントで書く予定です。(twitter に書いたら、ここに url を書きます。)


[2020-04-22 a] スプレッドシートを使った新型コロナ感染シミュレーション(その4)

スプレッドシートを使った新型コロナ感染シミュレーション(その4)です。

2020-04-22 専門家会議、資料1図3 のグラフと、そのスプレッドシートによる再現

2020-04-22 専門家会議、資料1図3を再現します。このグラフは、首相が(2020-04-29 の)国会答弁で「接触8割減」の根拠として示したグラフと実質同等のグラフです。(報告日曲線のオレンジ線は再現しません。再現しない理由についてはスプレッドシート(2-6)に書きました。このオレンジ線は、python によるもので再現しています。)

スプレッドシートはこちらです。
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1q2TWal-7MPi6s1H5LfRySv6Fa42K8k_PNM1gUlWRdNo/edit?usp=sharing

関連する python による再現計算はこちらです。
https://colab.research.google.com/drive/1_dK_DrEEVqxYOZsQOfLkk4jJnsKlQrD6?usp=sharing

twitter での説明はこちら
https://twitter.com/sarkov28/status/1686360184791478273
です。


(使い方)開いているグーグル スプレッドシートのコピーを、自分の google drive に作成する方法

開いているグーグル スプレッドシートのコピーを、自分の google drive に作成する方法です。

  • google にログインしているとします。
    gmail のアカウントを持っていれば、ログインできます。)
  • 何らかのグーグル スプレッドシートを、何らかのブラウザ(Microsoft Edgegoogle Chrome など)で開いているとします。
  • 以下に [メニュー] と書きますが、画面には2つのメニューがあるかも知れません。
  • [ブラウザのメニュー] と [グーグル スプレッドシートのメニュー] です。([ブラウザのメニュー] は、設定などによっては表示されていない場合もあります。)
  • 2つのメニューはいずれも画面の上の方にあると思います。通常は、[ブラウザのメニュー] の方が上にあります。(2023-01 の時点での [グーグル スプレッドシートのメニュー] の右端の項目は、「ユーザー補助機能」です。ただしこうした画面デザインは google の都合で変更される場合があります。)
  • [グーグル スプレッドシートのメニュー] の [ファイル] の [コピーを作成] を選び、保存先を指定すると、ユーザーの google drive の指定した保存先に、「今開いているグーグル スプレッドシートのコピー」が作成されます。
  • 自分の google drive フォルダを開く方法については、こちら に少し書きました。

(使い方)自分の google drive を開く方法

自分の google drive を開く方法です。

  • google にログインしているとします。
    gmail のアカウントを持っていれば、ログインできます。)
  • 2023-02 の時点では、https://drive.google.com/drive/my-drive?ths=true を開くと、自分の google drive が開きます。
  • これで開かない場合は、すいませんが別途 google などで調べて頂いた方がいいと思います。
    (すぐに見つかると思いますが、ご不明であれば twitter の sarkov28 までお問い合わせください。)

修正履歴

大きく修正したら、ここに書いておきます。

  • 2023-02-27
    (その1)を書いて、公開しました。
  • 2023-02-28
    (その2)を書きました。
  • 2023-03-10
    全体に加筆しました。
  • 2023-04-23
    (その3)を書きました。
  • 2023-08-01
    (その4)を書きました。
  • 2023-08-06
    各項目内の順序を入れ替えるなど修正しましたが、内容に変更はありません。
    (その4)に少し加筆しました。
  • 2023-08-07
    (その4)にグラフを追加しました。