いろいろなことを考察する

2023-01-01から1年間の記事一覧

西浦氏の Scientific Reports 論文について(4)Table S1 のパラメータは再計算されるべき

「コロナワクチンで死者9割以上減 京都大チームが推計」と報じられた、西浦氏の Scientific Reports 論文の、補足情報 Table S1 には、パラメータ p, ω_h, ω_w, r, e が報告率毎に示されています。このパラメータは再計算されるべきだとの考えを、そう考える…

西浦氏の Scientific Reports 論文について(3)活動度は報告率によって変化すべきではない

「コロナワクチンで死者9割以上減 京都大チームが推計」と報じられた、西浦氏の Scientific Reports 論文の式(4)は、活動度です。この論文の活動度は、報告率によって変化します。本稿は、活動度が報告率によって変化すべきではないことを示します。また、論…

西浦氏の Scientific Reports 論文について(2)論文 式(3)、式(8)の無駄なパラメータ

「コロナワクチンで死者9割以上減 京都大チームが推計」と報じられた、西浦氏の Scientific Reports 論文の重要な式である、式(3)と式(8)には、無駄なパラメータがあります。 1つのパラメータで表現してそれを最尤推定すれば足りるのに、2つのパラメータの掛…

西浦氏の Scientific Reports 論文について(1)論文の最大の特徴は、類のない非現実的な想定

「コロナワクチンで死者9割以上減 京都大チームが推計」と報じられた、西浦氏の Scientific Reports 論文は、非現実的な状況を想定した、特殊な論文です。 ところが西浦氏は、その特殊な論文の不備のある報道を、「ぜひ多くの方に読んでいただきたいニュース…

東洋経済の実効再生産数の簡易計算は、一般的な実効再生産数とは異なる数値を計算している

東洋経済の実効再生産数の簡易計算は、一般的な定義の実効再生産数とは異なる数値を計算しています。 この簡易計算は、京都大学大学院の西浦博教授の監修によるものです。 両者の関係式を導出し、両者が異なる数値であることを示します。 また、この関係式が…

基本再生産数 R0 が小さくなると集団免疫閾値が小さくなるのはなぜか(集団免疫閾値の公式の導出)

基本再生産数 R0 が小さくなると、集団免疫閾値も小さくなります。 このことは集団免疫閾値の公式から言えます。 この公式は、簡単に導くことができますので、説明します。 四則演算しか使いません。

免疫や感染症対策が、最終的な感染者数(最終規模)や集団免疫閾値に与える影響

免疫や感染症対策が、最終的な感染者数(最終規模)や集団免疫閾値に与える影響を検討しました。 「免疫での実効再生産数の低下」と「感染症対策での実効再生産数の低下」の違いを検討しました。

コロナ関連の資料

コロナ関連で重要と考える資料と、関連するコメントを書いておきます。

SIR モデルを計算できるスプレッドシート

SIR モデルを計算して、 西浦氏のグラフを再現する、 スプレッドシートを公開しています。 gmail のアカウントがあれば、パラメータを変更できます。

コロナ対策の必要性を専門家に聞いた、BuzzFeed の連続記事のリスト

BuzzFeed が、33項目のコロナ対策のそれぞれに対し、必要性、科学的根拠の有無を5人の専門家に聞きました。 2023-02-15~2023-02-22に掲載された、8本の連続記事です。 そのリストです。 連続記事の内容の一部を表にしました。 連続記事にこうした表がない件…